兼松ベトナム会社は2024年11月27日と28日にビンズン省ビンズン新都市にて木製グランピング施設の展示会と性能試験を実施しました。
本事業は、ベトナムでの日本産木材の普及に向けた取組の一環として、日本の林野庁傘下である一般社団法人日本木材輸出振興協会の補助事業の支援を受け、院庄林業株式会社、当社グループ会社である兼松サステック株式会社と協業で実施したものです。今回、ビンズン新都市でまちづくりを展開されているベカメックス東急様のご協力を得て、取組が実現しました。
兼松グループは中期経営計画“Integration 1.0”にてGX(Green Transformation)取組を重点施策に掲げており、GX関連事業を多く手掛ける兼松サステック社とも一体となってGX取組を進めています。兼松サステックでは木材の保存処理技術に関する特許を有し、日本国内でも同社保存処理を施した木材が東京の国立競技場に使われるなど実績が御座います。今回展示した木製グランピング施設でも、同社の防蟻防腐処理を施した木材が使用されました。展示会当日は多くのお客様に木製グランピング施設の見学、木材建築物の組立体験会に参加頂き、日本の木材/木造建築物に触れて頂きました。
また、当該補助事業の一環として、兼松サステック社の保存処理技術を施した木材の性能試験(暴露試験)も実施しました。今後のベトナムにおける日本産木材の普及に向けて、ベトナムの高温多湿な環境での木材の劣化や対候性を検証するのが目的です。
兼松ベトナムでは、今後もグループ内外のお取引様と協業し、ベトナムでの日本産木材の普及に取り組んで参ります。