記事詳細

記事詳細

ベ ト ナ ム 情 報

15-07-2024

お知らせ

特 集 : 最新スイーツ事情

最新トレンド:

スイーツというと多様なものがありますが、「菓子」という分類において2024年のベトナムの市場規模は16.4億米ドル、1人当たり消費量は2.4kgと推定されており、20242032年の間に9.46%の成長率(CAGR)が見込まれている成長市場です。

ベトナム菓子市場 売上及び消費量(2018年~2028*予測)

Source: https://www.statista.com

ベトナムは街中に無数にカフェがあることで有名です。これまでは家族経営の小規模カフェ(露店?屋台?)が主体でしたが、近年ホーチミン市など主要都市では古い建物を改装したお洒落カフェやベーカリーが増えています。路上でコーヒーやジュースを飲むだけでなく、コーヒーとスイーツ、その空間を楽しむマインドが広がりつつあると言えます。これらのベーカリーやカフェでは安心安全な素材、低糖分を掲げ、健康に配慮したスイーツが提供され、持続可能な原料調達、環境に配慮した包装の使用にも取り組んでいます。平均年齢が33.3歳(日本は48.4歳)と非常に若く、消費市場をけん引しているのは間違いなく若年層です。ベトナムでは若年層の欧米型ライフスタイルへの移行が急速に進んでおり、欧米で好まれている健康や環境を意識した価値観に沿ったスイーツを求めるようになっています。消費者の健康や環境に対する意識の高まりはベトナムのスイーツ市場の成長を促す重要なひとつの要素になってきています.

人気上昇中のスイーツは後述の伝統的スイーツに比べかなりお高め。それでもキラキラ若年層は週末にカフェへ出かけてはSNSへ最新スイーツをアップしています。

伝統的スイーツ:

ベトナムの伝統的なスイーツを少しご紹介。多種多様な食材が手に入り、味、食感、素材がユニークにブレンド(トッピング?)されているものが多いです。甘みと時には苦味の効いたこれらのスイーツからはベトナムの食の多様性を垣間見ることができます。(上述の最新トレンドとは真逆ですが、基本的に激甘が多いです。。。)市場や路上で気軽に安価に手に入れられるのが一番の魅力。

チェー (Che)

豆類、芋類、タピオカ、ゼリー、果物、種、ナッツ、果物など様々な材料と甘く煮た液体からなるスイーツの総称。甘いスープは、季節や好みに応じて、温かいものと冷たいものがあります。 (100220/).

豆腐プリン (tau hu):

豆腐に生姜とココナッツクリームを煮込んだソースをかけて頂くのがスタンダード。お好みでタピオカやフルーツをトッピング。生姜が効いていて風邪気味の時におススメ。(60180/).

コーヒー:

スイーツと一緒に楽しむコーヒーについてもご紹介します。コーヒー生産量世界2位のベトナムでは、ベトナムならではの飲み方があります。生産されているベトナムコーヒーの多く(95%以上)がロブスタ種です。国内で消費されるロブスタ種は「苦い」「飲みにくい」と言われることがあり、苦みと独特の風味を持っています。そこで、思いっきり濃厚にすることにより独特の風味を抑えます。苦みを最大限引き出し、その他の雑味等を無くした上で、次のようにアレンジしていきます。

カフェスダ(cà phê sữa đá):

ベトナムの伝統的なコーヒーの飲み方として、カフェスダが有名です。ご存じの通り、年中暑いベトナムでは濃く抽出したコーヒーに練乳・氷(đá)を入れ、時間をかけて飲むことで味の変化も楽しむことができます。(150円~250/杯)

なぜ練乳かというと、昔冷蔵庫が普及していない時代には牛乳を長期間保管することが難しいため、糖度を高めることで保存性を高めた練乳はベトナムの亜熱帯地域での物流・苦いベトナムコーヒーに非常にマッチしました。ベトナムでは友人とカフェスダを時間かけてゆっくりと飲んでいる様子を見かけます。ゆっくりとした時間が流れるベトナムならではの光景です。

エッグコーヒー (ca phe trung) / 塩コーヒー(ca phe muoi):

濃いブラックコーヒーに泡立てた卵黄とコンデンスミルク、塩を加えたコーヒー。

濃いベトナムコーヒーがマイルドに感じられる。塩コーヒーは塩分摂りすぎに注意です。(120240/).

(+84)28-39105535

月曜日から金曜日8:00~17:00

CONTACT US