ベトナム ハノイにて建設科学技術研究所(以下、IBST)とライフデザイン・カバヤ株式会社がベトナム木造戸建て住宅の開発のためモデルハウスとして木造2階建て約195㎡規模となる木造モデルを建築する『IBST木造モデルプロジェクト』が行われました。
Mr. Kotaro Suzuki – Kanematsu Vietnam
Mr. Daisuke Tezuka – Kanematsu Sustech
Mr. Toshikazu Sato – Kanematsu Sustech
ベトナムの住宅はコンクリート造にレンガを用いることがほとんどで、木造住宅は極めて少ないのが現状です。
IBSTの敷地に建築されたこの美しいモデルハウスの木材には、兼松サステックの乾式保存処理技術が使われています。
兼松サステックは、大規模プロジェクトや小規模住宅プロジェクトの両方に適用できる乾式保存処理技術を提供しており、日本では、国立競技場、高輪ゲートウェイ駅、有明フィットネスセンターなどが兼松サステックの乾式保存処理技術を採用しています。
兼松ベトナムは、これらの木製製品をベトナム市場に持ち込むプロセスに携わっています。
2023年11月10日、兼松ベトナムは兼松サステックと共に、IBSTの設立60周年を祝う国際科学会議「持続可能な発展に向けた科学技術の構築」に参加し、モデルハウスを訪問しました。
「持続可能な発展に向けた科学技術の構築」
この木造モデルハウスは周囲に立ち並ぶ鉄筋コンクリートの住宅の中で美しく目を引きます。また、兼松サステックの乾式保存処理技術および日本の木造建築規格により高精度で製造・施工され、耐火性や耐久性にも優れています。
木造建築は軽くて美観に優れ、安全であるだけでなく、CO2排出量の削減にも貢献し、持続可能な社会に向けた建築におけるグリーンマテリアルのトレンドとなることが期待されています。
今後も兼松サステック、兼松ベトナムはベトナムの木造住宅産業の発展に寄与して参ります。